专利摘要:
逆U字形の形態を有する単一体の主本体を備えた、ファブリケーテッド構造を有する、乗物用の車軸が提供される。主本体の端部は、上方に湾曲して1対のグースネック部分を規定する。キングピン穴を有する第一のキングピン保持具は、グースネック部分の1つに固定される一方、キングピン穴を有する第二のキングピン保持具は、他方のグースネック部分に固定される。底部板が主本体に固定され、また、グースネック部分を超えて延びてキングピン保持具に対する座部を提供する端部を有している。
公开号:JP2011516320A
申请号:JP2010550722
申请日:2009-02-19
公开日:2011-05-26
发明作者:コルテズ,ジェローム・リム;ダディング,アシュリー・トーマス;ブブルカ,ジョン・スティーヴン
申请人:ヘンドリクソン・ユーエスエイ・エル.エル.シー.;
IPC主号:B60B35-06
专利说明:

[0001] [001] 本発明の主題は、全体として乗物用の車軸に関し、特に、ファブリケーテッド(fabricated)構造の乗物用の車軸に関する。]
背景技術

[0002] [002]乗物用の通常のステア車軸組立体は、鍛造Iビーム車軸と、キングピンを介して車軸の両端に回動可能に装着した1対のステアリングナックルとを含む。これらは、全体として堅牢で且つ信頼性が高いが、かかる鍛造Iビーム車軸は、その形状が制限され、比較的重く且つ比較的多数の切削加工を必要とする。これらは全て製造コスト及び有償荷重(ペイロード)コストの増大につながる。]
[0003] [003] 上記のことに鑑みて、ファブリケーテッド構造を有する車軸が開発されている。かかる車軸は、通常、スチール薄板にて製造されており、そのスチール薄板を切断し、その後互いに溶接している。ファブリケーテッド構造を有する車軸は、全体として鍛造Iビーム車軸よりも軽量である。少なくとも1つの既知の用途のため、重荷重トラックに対して使用される鍛造Iビームステアリング車軸の重量は、約88キログラム(約195ポンド)である一方、同等の通常のファブリケーテッド構造を有する車軸の重量は約56キログラム(約125ポンド)である。重荷重トラックのような商業用乗物を含む、商業用乗物の場合、このことは、実質的に有償荷重の能力の増大につながる。]
[0004] [004]ファブリケーテッド構造を有する車軸の別の利点は、使用する材料(例えば、スチール)は、その材料をより効率良く分配し得るように、巻き拡げることができる点である。このことは、ファブリケーテッド構造を有する車軸をより軽量にし、また、曲げ応力及び捩れ応力の双方に対してより剛性であるようにするのに役立つ。その最たるものとして、ファブリケーテッド構造を有する車軸は、通常、鍛造Iビーム車軸よりも切削加工が少なく済む。従って、これらは製造が容易で且つ低コストである。]
発明が解決しようとする課題

[0005] [005]既知のファブリケーテッド構造を有する車軸の一例は、その内容を参考として引用し、本明細書に含めた、米国特許第5,810,377号明細書に示され且つ記載されている。この明細書に開示されたファブリケーテッド構造を有する車軸は、そのときの先行技術に優る顕著な改良であり、また、殆どの目的にとって有用である。しかし、これは、ある不具合を有することが判明している。主として、該ファブリケーテッド構造を有する車軸は、材料を効率良く利用せず、製造時のコスト及び材料の無駄を増大させることになる。]
[0006] [006] この不利益のため、更なる改良された設計の開発が為されるのに到った。例えば、その内容を参考として引用し本明細書に含めた米国特許第6,609,764号明細書に示し且つ説明したファブリケーテッド構造を有する車軸は、上記の不具合の多くに対処するものである。特に、米国特許第6,609,764号明細書に記載した車軸は、矩形のブランクから形成した主本体を採用し、無駄になるブランク量は極めて少ない。]
[0007] [007] 米国特許第6,609,764号明細書に記載した車軸は、無駄となる材料の量を成功裏に少なくしたが、それ自体の不利益な点がない訳ではない。例えば、車軸の主本体は、比較的短く、このため、1対の頂部キングピン板及びグースネック部品のような、比較的重い構成要素を多数装着することを必要とする。更に、多数の構成要素は、製造コスト及び複雑さを増すことになる。例えば、1回の製造過程は、各種の構成要素を互いに固定するため、3パスの溶接を採用するものと説明されている。]
[0008] [008]図1は、更に別の既知のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸Aの一部分を示す。車軸Aは、C字形の断面を有する真直ぐな主本体Bと、該本体に固定した連続的な底部板Pとを含む。別個のグースネックG(その1つのみを図示)は、主本体B及び底部板Pの端部に溶接する。グースネックGは、分岐部分Fを有する鋳造構成要素として提供され、該鋳造構成要素は、グースネックGを主本体Bに溶接するため追加的な位置を提供する。この既に重い組成であることに加えて、鋳造グースネックGは、主本体Bの端部に比較的急激な遷移部を提供し、この遷移部は、グースネックG及び主本体Bの一部分を底部板Pに固定するため3パス溶接を必要とし、また、グースネックGの下方の材料Mを冗長的に且つ無駄にすることにより車軸Aの重量を更に増すことになる。] 図1
[0009] [009] 従って、上述した欠点の1つ又はより多くを解決し、又はこれと代替的と、本明細書に記載していないが、先行のファブリケーテッド構造を有する車軸に関係したその他の欠点を解決することが望まれる。]
先行技術

[0010] 米国特許第5,810,377号明細書
米国特許第6,609,764号明細書]
課題を解決するための手段

[0011] [0010] 本明細書に記載し且つ権利請求した装置及びシステムにて具体化することのできる、本発明の主題の幾つかの特徴がある。これらの特徴は、単独にて又は本明細書に記載した主題のその他の特徴と組み合わせて採用することができる。]
[0012] [0011] 1つの特徴において、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸は、逆U字形の形態を有し、また、その各端部に上方に湾曲したグースネック部分を有する中間部分を含む単一体の主本体を備えている。グースネック部分は、主本体の中間部分と一体的に形成されている。底部板は、主本体に固定され、一端は、グースネック部分の一方に隣接し、他端は、他方のグースネック部分に隣接している。車軸は、第一のグースネック部分に固定され且つ貫通して延びる第一のキングピン穴を有する第一のキングピン保持具を更に含む。第二のキングピン保持具は、第二のグースネック部分に固定され且つ、貫通して延びる第二のキングピン穴を有している。]
[0013] [0012] 別の異なる特徴において、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸及びステアリング組立体は、逆U字形の形態を有する単一体の主本体を備えており、該主本体は、中間部分と、その各端に上方に湾曲したグースネック部分とを含む。グースネック部分は、主本体の中間部分と一体的に形成されている。車軸は、上記主本体に固定した底部板を更に含み、該底部板は、グースネック部分の1つに隣接し且つ該1つのグースネック部分を超えて延びる一端と、その他のグースネック部分に隣接し且つ該他のグースネック部分を超えて延びる他端とを有している。第一のキングピン保持具がグースネック部分及び底部板の関係した端部に固定されている。第一のキングピン保持具及び底部板の関係した端部は、貫通して延びる実質的に整合したキングピン穴を含む。第二のキングピン保持具は、その他の第二のグースネック部分及び底部板の関係した端部に固定されている。第二のキングピン保持具及び底部板の関係した端部は、貫通して延びる実質的に整合したキングピン穴を含む。キングピンは、キングピン穴内に受け入れられ、キングピンの各々には、タイロッドアームを含むステアリングナックルが接続されている。タイロッドアームの各々は、タイロッドの一端と接続され、これによりステアリングナックルを互いに関係付ける。]
[0014] [0013] 更に異なる特徴において、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸は、単一体の主本体にして、中間部分と、前記主本体の各端にて上方に湾曲したグースネック部分とを有する単一体の主本体を含む。各グースネック部分の後側部は、内方に向けて細くなるようにテーパーを付けた部分を含む、タイロッドアームが入り込むための隙間を与える部分を備えている。タイロッドアーム用の隙間を与える部分の形状は、関連するステアリング組立体と協働してステアリング組立体の回転の度合いを最大にすることができる。]
図面の簡単な説明

[0015] [0014] 以下の詳細な説明において、同様の構成要素は同様の参照番号にて表示されている、以下の図面を繰り返して参照する。
既知の設計に従って製造したファブリケーテッド構造を有する、乗物用の車軸の斜視図である。
本明細書に記載した原理及び教示に従って製造したファブリケーテッド構造を有する、乗物用の車軸の正面図である。 2Aは、図2のファブリケーテッド構造を有する、乗物用の車軸の後方図である。
本明細書に記載した原理及び教示に従って製造した、異なるファブリケーテッド構造を有する乗物用の車軸の頂面図である。
図3の線4−4に沿った、図3に示したファブリケーテッド構造を有する、乗物用の車軸の断面図である。
本発明に従って提供したファブリケーテッド構造を有する、乗物用の車軸の主本体を形成するため使用した、矩形の材料片の頂面図である。
逆U字形の断面を有するように形成した、図5の矩形の材料片の端面図である。
上方に湾曲した1対のグースネック部分を有する主本体を規定するように形成した、図6の矩形の材料片の正面図である。
本明細書に記載した原理及び教示に従って製造した、異なるファブリケーテッド構造を有する、乗物用の車軸の正面図である。 8Aは、図8のファブリケーテッド構造を有する、乗物用の車軸の後方図である。
本明細書に記載した原理及び教示に従って製造した、代替的なファブリケーテッド構造を有する、乗物用の車軸の断面図である。
テーパー付き部分を有するグースネック部分を提供するように形成した、図7の主本体の後方図である。
図10の線11−11に沿った、図10のグースネック部分の断面図である。
図10の線12−12に沿った、図10のグースネック部分の別の断面図である。
図10の線13−13に沿った、図10のグースネック部分の端面図である。
グースネック部分の一部分を縁処理し又は除去した、図10の主本体の後方図である。
本明細書に記載した原理及び教示に従って製造したファブリケーテッド構造を有する、乗物用の車軸内に組み込むのに適した底部板の正面図である。
本明細書に記載した原理及び教示に従って製造したファブリケーテッド構造を有する乗物用の車軸内に組み込むのに適した、キングピン保持具の斜視図である。
本明細書に記載した原理及び教示に従って製造したファブリケーテッド構造を有する乗物用の車軸内に組み込むのに適した、キングピン保持具の斜視図である。
本明細書に記載した原理及び教示に従って製造したファブリケーテッド構造を有する乗物用の車軸内に組み込むのに適した、代替的なキングピン保持具及びグースネック部分の斜視図である。
19Aは、本明細書に記載した原理及び教示に従って製造したファブリケーテッド構造を有する乗物用の車軸内に組み込むのに適した、別のキングピン保持具及びグースネック部分の後方図である。 19Bは、図19Aの線19B−19Bに沿った、図19Aのキングピン保持具及びグースネック部分の頂面図である。 19Cは、図19Aの線19C−19Cに沿った、図19Aのキングピン保持具及びグースネック部分の端面図である。
本明細書に記載した原理及び教示に従って製造したファブリケーテッド構造を有する乗物用の車軸内に組み込むのに適した、別の代替的なキングピン保持具及びグースネック部分の後方図である。
本明細書に記載した原理及び教示に従って製造し、また、キングピン及び車軸ブラケットを含む、ファブリケーテッド構造を有する乗物用の車軸の端面図である。
本明細書に記載した原理及び教示に従って製造し、また、ステアリング組立体の構成要素を含む、ファブリケーテッド構造を有する乗物用の車軸の斜視図である。
本明細書に記載した原理及び教示に従って製造し、また、ステアリング組立体の構成要素を含む、ファブリケーテッド構造を有する乗物用の車軸の斜視図である。
本明細書に記載した原理及び教示に従って製造した代替的なファブリケーテッド構造を有する、乗物用の車軸の後方図である。
ステアリング組立体の構成要素を含む、図24のファブリケーテッド構造を有する、乗物用の車軸の斜視図である。
ステアリング組立体の構成要素を含む、図24のファブリケーテッド構造を有する、乗物用の車軸の斜視図である。] 図10 図19A 図2 図24 図3 図5 図6 図7 図8
実施例

[0016] [0041] 本明細書にて開示した実施の形態は、本発明の主題の詳細な説明を提供する目的のためのものである。これらの実施の形態は、更に一例であり、他にいろいろな形態にて実施することができる。このため、本明細書に開示した特定の詳細事項は、特許請求の項に規定された主題を限定するものと解釈されるべきではない。]
[0017] [0042]図2及び図2Aは、本明細書に掲げた原理に従って製造した、全体に参照番号10を付したファブリケーテッド構造の乗物用の車軸を示す。図示した車軸10は、主本体12と、底部板14と、主本体12の両端に配置された2つのキングピン保持具16とを含む。車軸10のこれらの構成要素は、例えば、それらのそれぞれの交差点及び交差線に沿って溶接作業により互いに固定される。] 図2 図2A
[0018] [0043]図3及び図4は、同様のファブリケーテッド構造を有する車軸10aを示し、より特定的には、本明細書にて以下により詳細に説明するように、その1つがキングピン保持具16の各々と関係した1対のキングピン18を含む、いろいろな構成要素の位置を示す。] 図3 図4
[0019] [0044]図5は、主本体12を形成するため使用される矩形の材料片20を示す。材料片20は、最初に、図6に示したような逆U字形の形態を有するように形成される。本明細書にて使用するように、「U字形」という語は、広義に使用され、頂部壁に対して垂直な1対の下方に延びる脚部を有する図示した形態に限定されるものではない。その他の形態は、例えば、頂部壁に対して傾斜し又は全体としてC字形の断面を提供するように湾曲した下方の脚部を含むことができる。] 図5 図6
[0020] [0045]図5の破線は、図6のU字形の形態を形成するように曲げることのできる矩形の材料片20の部分を示す。本発明の範囲から逸脱せずに、U字形の主本体を提供するその他の方法を採用することもできる。] 図5 図6
[0021] [0046] 次に、主本体12の端部は上方に湾曲したグースネック部分22(図7)を規定するよう形成される。図示したグースネック部分22は、互いに実質的に同一であり、また、主本体12の中間部分24により互いに分離されている。中間部分24は、実質的に真直ぐとして示されているが、これは、本発明の範囲から逸脱することなく、曲線部を含むようにしてもよい。] 図7
[0022] [0047]既知の設計とは対照的に、グースネック部分22は、主本体に取り付けられた別個の構成要素ではなく、単一体の主本体12の一体的な部分であることが理解されよう。更に、中間部分24からの遷移部は平滑であり、米国特許第6,609,764号明細書に記載されたファブリケーテッド構造を有する車軸及び本願添付の図1に示したファブリケーテッド構造を有する車軸とは対照的に、グースネック部分22の付近に重なり合う材料すなわち冗長な材料は存在しない。] 図1
[0023] [0048]湾曲したグースネック部分22は、多数の既知のビーム曲げ又はロール巻き技術の任意のもの、又はその他の成形方法により形成することができる。使用することのできる方法は、(1)最終形状に合うような輪郭形状とした雄型/雌型ダイセット内での押抜き成形方法、(2)側壁の変形を阻止する側部ボルスタを有するプレスブレーキを使用する方法、(3)流体セル(バッグ)プレス法、(4)ロール成形法、(5)引伸ばし成形法、(6)ハイドロフォーミング法(後で矩形のブランクの底部分を除去する)を含む。]
[0024] [0049]グースネック部分を形成する一例としての方法において、多数片マンドレルを主本体の開放した通路内に挿入する。該マンドレルは、3つの片を含んでおり、そのうちの2つの片は、比較的短い端部片であり(グースネック部分に相応する)、また、第3の片は、長い中央片である(主本体の中間部分に相応する)。マンドレル片は、端部を合わせた状態に配置され、また、全体として、成形過程中、主本体が内方に変形するのを防止する。]
[0025] [0050]マンドレルの端部片の各外端は、静止型支持体により支承されており、その内端の各々は、関係した弾性的な支持体により支承されている。弾性的な支持体の各々は、また、マンドレルの中央片の一端を支承している。弾性的な支持体は、変形可能なパッド又は液圧シリンダ等のような、いろいろな形態のものとして提供され、マンドレルの端部片が回動(すなわち、マンドレルの端部片の外端に対する、マンドレルの端部片の内端の相対的な下方への運動)するのを許容することができる。回動機構をマンドレルの端部片の各々と関係させることにより、かかる回動動作を更に促進させることができる。この回動動作は、マンドレルの端部片が、成形過程の間に全体としてグースネック部分の形状に倣うのを許容する。]
[0026] [0051] 主本体、マンドレル片及び支持体の上方に、成形ダイ又はラジアスダイが設けられる。成形ダイは、主本体を受け入れる通路を規定する逆U字形の断面を有している。通路の側部は、側部ボルスタにより規定され、該側部ボルスタは、主本体の下方に延びる脚部に対し全体として倣い、加工工程中に曲げ作用領域内にて脚部が外方に弓なりに曲がるのを防止し、これにより主本体に沿って実質的に均一な幅を保持する。通路の頂部分は、パンチングにより主本体の頂部分と接触するように押し下げられ、また、主本体の最終的な曲がりと同様の形状とされている。材料のバネ性のため、グースネック部分の実際の曲がりは、通常、通路の頂部分の曲率半径よりも僅かに大きい曲率半径を有し、このことは、通路を設計する際に考慮に入れてもよい。]
[0027] [0052] 使用時、マンドレル片は支持体上に載置され、また、主本体は、マンドレル片上に配置される。次に、成形ダイを下方に動かして主本体と接触させる。成形ダイの通路の所要外形の頂部分は、弾性的な支持体が下方に動くとき、主本体の中心を下方に押し、かかる運動を許容する。静止型の支持体は、主本体の端部をより上方の位置に維持し、これにより主本体を静止型支持体と隣接する弾性的な支持体との間の領域内にて強制的に曲げる。マンドレルの端部片は、関係した回動機構の回りにて回動し、主本体のこの曲がりを許容する。マンドレル及び側部ボルスタが存在することは、主本体の曲げ部分が内方に又は外方に変形するのを防止し、これにより成形中及び成形後、曲がったグースネック部分にて主本体のU字形の断面を維持する。]
[0028] [0053] 各グースネック部分22の頂部及び底部は、互いに異なる半径を有するようにし、例えば、底部半径は図2及び図2Aの実施の形態にて示したように、頂部半径よりも小さいようにする。これと代替的に、頂部及び底部半径は、1つの代替的なファブリケーテッド構造を有する車軸10bを示す図8及び図8Aにおけるように、実質的に同一であるようにしてもよい。底部半径は、頂部半径よりも大きくないことが有益であり、それは、さもなければ、グースネックが関係したキングピン保持具16に向けて延びるとき、グースネックの頂部及び底部は拡がるからである。] 図2 図2A 図8 図8A
[0029] [0054] 本発明の範囲から逸脱せずに、グースネック部分22の半径は変更することもできる。半径が異なる結果、車軸の特徴は相違するものとなろう。例えば、より大きい半径(例えば、図8及び図8Aに示したように)の結果、グースネック部分の断面はより大きくなり、このことは、車軸をより堅牢にする傾向となる。しかし、より小さい半径(例えば、図2及び図2Aに示したもののような)は、グースネック部分が主本体の中心から遠方にて開始するのを許容し、これにより中間部分の長さを増し且つ、関係した懸架システムの車軸ブラケットを適正に配置し且つ方向決めをより容易にする。] 図2 図2A 図8 図8A
[0030] [0055] 関係した乗物の幾何学的形態は、また、グースネック部分22の半径の因子でもある。例えば、頂部の曲げ角度(すなわち、グースネック部分の頂面の曲げ角度)は、水平線から約10°から約50°の範囲とすることができる。国産の乗物と組み合わせて使用したとき、約30°から約40°の範囲の頂部曲げ角度が通常、適当である一方、ヨーロッパ製の乗物は、通常、約10°から約30°の範囲の小さい頂部曲げ角度を必要とする。これらの曲げ角度は、特定の用途には適当であることが判明しているが、本発明の範囲から逸脱せずに、10°以下又は50°以上の曲げ角度を採用することもできる。]
[0031] [0056] 更に、主本体を形成するため使用される曲げ半径及び材料に依存して、所望の上昇角度を実現し得るよう、多数の小さい曲げの組み合わせとして曲げ部の各々を提供することが有益である。例えば、図9は、小さい曲げ部T1、T2から成る複合的曲げ部Tを有するグースネック部分含む車軸を示す。単一の曲げ部ではなく、小さい曲げ部T1、T2の組み合わせとして複合的曲げ部Tを提供することは、材料に不当な応力を加えることなく、所望の上昇角度を実現することを許容する。小さい曲げ部T1、T2は、真直ぐな部分すなわち非曲げ部分Sによって分離し、曲げ過程中、フランジ端部の応力を最小にし且つ、複合的曲げ部Tに安定性を提供することができる。] 図9
[0032] [0057] 1つの実施の形態において、グースネック部分22は、主本体12の後側部(図2A、図8A及び図10)にてテーパー付き部分26を提供するよう更に形成される。テーパー付き部分26は、グースネック部分22と同時に又は逐次的に形成することができる。図示したテーパー付き部分26の所要外形は、いろいろな位置におけるグースネック部分22の1つの断面形状を示す、図11−図13を参照することで理解することができる。特に、テーパー付き部分26の角度は、実質的に同一のままであるが、その拡がり程度(すなわち、テーパーを付けたグースネック部分の後脚部の部分)は、グースネック部分22の外端に向けて増大することが理解されよう。更に、図10に示したように、テーパー付き部分26は、グースネック部分22を超えて主本体12の中間部分24内に延びている。テーパー付き部分26の機能については、本明細書にてより詳細に説明する。] 図10 図11 図13 図2A 図8A
[0033] [0058] このようにしてグースネック部分22及びテーパー付き部分26が形成された場合、主本体12の脚部の底部は縁処理し(図14)、比較的平滑な曲線部28を提供することができ、このことは、本明細書にて以下により詳細に説明するように、底部板14を主本体12に固定するとき有益である。これと代替的に、余剰な材料は、材料20の矩形の片を主本体12に形成する前のような成形過程の早期に除去することができる。この材料が除去されるときに関係なく、その結果、材料20の当初の矩形の片から無駄になる材料の量は少量であることが明らかであろう。] 図14
[0034] [0059]図15は、ファブリケーテッド構造を有する車軸10の底部板14を示す。底部板14は、主曲げ部分32及び第二の曲げ部分34により境が設定され、主本体12の底部の所要外形に適合する実質的に平坦な本体部分30を提供するよう形成された(例えば、曲げることにより)矩形の材料片として提供される。底部板14の幅は、主本体の幅に相応するように変更することができ、例えば、主本体のテーパー付き部分に相応する領域にて比較的狭くすることができる。] 図15
[0035] [0060]グースネック部分22の縁処理した曲線部28は、平滑な連続面を提供し、これにより底部板14を主本体12により容易に且つ確実に固定することを許容する。底部板14は、図2及び図2Aに示したように、主本体12の底部に固定する。底部板14は、溶接作業により主本体12に固定することができ、この場合、底部板14は、便宜な溶接面を提供するよう主本体12よりも僅かに広い幅であるようにすることができる。] 図2 図2A
[0036] [0061]図4に示したように、底部板14は、主本体12よりも長くし、主本体の端部を超えて延びる部分は、キングピン保持具座部36を規定する寸法及び形態とされている。キングピン保持具座部36の各々には、キングピン18を受け入れるキングピン穴40が設けられている(図4)。キングピン穴40の各々を取り囲むように可能な限り多量の材料を提供し、最大の構造的一体性を提供し得るようにすることが有益である。] 図4
[0037] [0062] 1つの実施の形態において、底部板14は、一定の厚さであり、また、キングピン穴40の付近にて十分な構造的一体性を提供するよう一定の部分を有している。底部板14は、比較的厚くし(例えば、主本体12を形成するため使用する材料よりも厚くする)、損傷する虞れなしにて本体部分30の長さに沿った任意の点にて乗物をジャッキアップすることを許容するようにすることが有益である。底部板14の堅牢な厚さは、また、異物の保護効果を提供し、石、泥等によって車軸が曲がり又は損傷されないようにする。このことは、また、輸送中、デッキを締め付ける効果も提供する。更に、比較的厚い底部板は、ファブリケーテッド構造を有する車軸の断面の中立軸線を低くし、このことは、底部板の引っ張り応力を少なくし、これによりその疲労寿命を引き延ばすことになる。]
[0038] [0063] その他の実施の形態において、底部板は、望ましいように、テーパー付きの構造を有することができる。この構造において、底部板は、依然として連続的であるが、テーパーロール巻きし又は切削加工し、全ての位置にて最適な変化する厚さを有するようにする。本発明の範囲から逸脱せずに、底部板の形態に対しその他の変更を採用することもできる。例えば、その内容を参考として引用し本明細書に含めた、ファブリケーテッド構造を有する車軸の底部板に関する、米国特許第6,609,764号明細書に記載した原理は、本発明によるファブリケーテッド構造を有する車軸と共に採用することができる。]
[0039] [0064]図16及び図17は、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸10に対するキングピン保持具16の1つを示す。その他のキングピン保持具は、図示したキングピン保持具の鏡像であり、以下の説明は、双方のキングピン保持具に等しく妥当する。] 図16 図17
[0040] [0065]キングピン保持具16は、中空であり(図17にて最も良く理解し得るように)、また、ヘッド部分42を含み、また、くびれ部分44を含むこともできる。キングピン穴46は、キングピン保持具座部36のキングピン穴40と実質的に整合する設計とした位置にてヘッド部分42を通じて切削加工され、該キングピン保持具座部36上にて、キングピン保持具16が座し、また、最終的に固定される(図4参照)。関係したキングピン穴40、46が適正に整合されることを保証するため、最初に、キングピン保持具16をキングピン保持具座部36に固定し、次に、穴40、46を同時に切削加工することが有益である。] 図17 図4
[0041] [0066]キングピン保持具16のくびれ部分44は、ヘッド部分42よりも小さい断面を有し(図17)、このことは、ヘッド部分42を図4に示したように、主本体12の隣接するグースネック部分22内に受け入れることを許容する。図示したくびれ部分44は、関係は、関係したグースネック部分22のテーパー付き部分26に相応する傾斜した側壁48を有し、主本体12からキングピン保持具16までの平滑な遷移部を提供し、これにより車軸10の疲労寿命を改善する。] 図17 図4
[0042] [0067]ヘッド部分42とくびれ部分44との間の境界面はリップ部50を規定し、該リップ部は、関係したグースネック部分22の端部に対して当接し、キングピン保持具16が関係したグースネック部分22の通路内に過度に挿入されるのを防止する。該リップ部50は、これにより、キングピン保持具16が底部板14及び主本体12に固定される前に、該キングピン保持具を適正に配置するのを助ける。該リップ部50は、また、キングピン保持具16を主本体12に固定するための面としても作用する。キングピン保持具16は、溶接のような、多数の手段の任意のものにより底部板14及び主本体12に固定することができる。溶接作業を使用してキングピン保持具16を固定する場合、底部板14のキングピン保持具座部36はヘッド部分42の周縁を超えて延びて便宜な溶接面を提供することが有益である。]
[0043] [0068]図18は、実質的に円筒状の形状を有する代替的なキングピン保持具16aを示し、このキングピン保持具16aは、比較的細長いグースネック部分22aに固定され、これによりキングピン保持具の寸法を最小にする。図18の実施の形態は、キングピン保持具は中空ではあるが、車軸のその他と比較して比較的重いため、有益である。キングピン保持具の主要な機能は、キングピンに対して耐久性のある接続点を提供し、このため、キングピン穴に対する支持体及び構造体を提供するため必要ではない全ての材料を解消する点にて有益である。図18に図示したように、キングピン保持具の寸法は、グースネック部分を含む、主本体の長さを最大にすることにより最小にし、これにより小型のキングピン保持具があればよいようにすることができる。本発明の範囲から逸脱せずに、その他のキングピン保持具の形態を採用することもできる。] 図18
[0044] [0069]図19A−19Cは、全体としてL字形であり、また、立ち上りフランジ52と、上側フランジ54とを有する、別の更なる代替的なキングピン保持具16bを示す。グースネック部分22bは、底部板14の実質的に長さだけ延びて、このため主本体の通路の開放した端部を閉じるため(立ち上りフランジ52を使用して)、また、グースネック部分22bの頂面の端部を覆うため(上側フランジ54を使用して)、小型のキングピン保持具16bのみが提供される。上側フランジ54は、グースネック部分22bの外側にて固定され、キングピン穴46にて追加的な材料及び強度を提供する。図19Bに示したように、キングピン保持具16bは、提供されるならば、グースネック部分22bのテーパー付き部分26に全体として順応するようテーパーを付けることができる。] 図19A 図19B
[0045] [0070]図20は、更に小型のL字形のキングピン保持具16cを提供する、図19A−19Cのキングピン保持具16bの1つの変更例を示す。図20のキングピン保持具16cは、主本体の通路内に実質的に受け入れて、これによりプラグとして効果的に作用するような寸法及び形態とされている。キングピン保持具16cは、通路と実質的に同一の幅を有し、立ち上がるフランジ56は、通路と実質的に同一の高さを有する。下側のフランジ58は、通路内に嵌り、且つグースネック部分22bの内側に固定される点を除いて、図19A−19Cのキングピン保持具16bの上側フランジ54と同等である。] 図19A 図20
[0046] [0071]ファブリケーテッド構造を有する車軸10を完全にファブリケーテッド構造のとき、追加的な構成要素を追加することができる。例えば、図21は、例えば、機械的締結具により主本体12に固定した懸架システム用の車軸座部を形成する車軸ブラケット60を示す。第二の車軸ブラケット(図示せず)が車軸10の反対側に固定されている。いろいろな図面にて示したように、主本体は、上記の機械的締結具を受け入れる貫通穴38を含むことができる。] 図21
[0047] [0072]車軸ブラケット60を適正に整合させるため、車軸ブラケットは、主本体12の中間部分24の平坦な部分に固定することが有益であろう。しかし、望まれるように、車軸ブラケット60は、関係した乗物の形態に依存して、湾曲したグースネック部分22に少なくとも部分的に固定されるようにしてもよい。例えば、車軸ブラケット60は、グースネック部分22及び中間部分24の双方に同時に固定し、主本体12の2つの部分を効果的に跨ぐようにしてもよい。グースネック部分22上に少なくとも部分的に配置することが車軸ブラケット60の機能を妨げるならば、車軸ブラケット60の頂部又は下側部は、望ましいように、切削加工し、又はその他の方法にて形態を規定することができる。グースネック部分22にて主本体12の脚部の一体性を適正に保つならば(すなわち、成形過程の間又は成形過程の後、変形し又は外方に曲がるのを許容しないことにより)、車軸ブラケットとグースネック部分22との間の最も容易で且つ最も信頼性の高い接続部を許容することが理解されよう。]
[0048] [0073]図21は、また、キングピン保持具16の1つ及び底部板14の整合した穴内に受け入れられるキングピン18も示す。ステアリングナックル62(図22及び図23)は、既知の手段によりキングピン18に接続されている。図23は、グースネック部分22のテーパー付き部分26の機能を示す。特に、テーパー付き部分26は、ステアリングナックル62のタイロッドアーム64に対し、より大きく動けるための隙間(クリアランス)を与え、これによってより大きい回転度を許容する。図示した実施の形態において、ステアリングナックル62は、タイロッドアーム64が車軸10と接触する前に、図22の真直ぐな位置から約55°回転させることができる。] 図21 図22 図23
[0049] [0074]図24−26は、テーパー付きではなくて、押抜きし又はディンプル成形し又は切り欠いた部分66を有するグースネック部分22が設けられた1つの代替的なファブリケーテッド構造を有する車軸10cを示す。切り欠いた部分66は、グースネック部分22の後側部の凹部に類似しており、テーパー付き部分と同一の機能を提供し、この凹部は、図26に示したように、タイロッドアーム64が車軸と接触する前、真直ぐな位置から約55°回転するステアリングナックル62を受け入れるためである。] 図24 図26
[0050] [0075] 従来の設計に従ってステアリングナックル62と関係した、タイロッド68が図22及び図23にも示されている。タイロッド68に対し追加的な隙間を提供する必要があるならば、主本体12の中間部分24の後脚部又は壁は、テーパー付きとし又は内方に傾斜させ、グースネック部分22のテーパーに適合するか又は、タイロッド68を受け入れるのに特に適した独立的な所要外形を有するようにすることができる。] 図22 図23
[0051] [0076] 本発明は、特定の一例としての特徴に関して説明したが、この説明は、限定的な意味にて解釈されるべきではないことが理解されよう。特許請求の項により規定された本発明の思想及び範囲から逸脱せずに、一例としての実施の形態に対しいろいろな変更及び改変を為すことができる。更に、かかる変更及び改変の全ては、当該技術の当業者により特許請求の範囲の1つ又はより多くの要素と等価的であり、また、法律により許容される全範囲にわたって、かかる請求項に包含されるべきものであることが理解されよう。]
权利要求:

請求項1
ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、逆U字形の形態を有する単一体の主本体を備え、該単一体の主本体は、中間部分と、前記中間部分の一端において設けられた第一のグースネック部分にして、該中間部分と一体的に形成されて上方に湾曲した前記第一のグースネック部分と、前記中間部分の他端において設けられた第二のグースネック部分にして、該中間部分と一体的に形成されて上方に湾曲した前記第二のグースネック部分と、を備え、前記主本体に取り付けられた底部板にして、前記第一のグースネック部分に隣接する第一の端部と、前記第二のグースネック部分に隣接する第二の端部とを有する前記底部板と、前記第一のグースネック部分に取り付けられた第一のキングピン保持具にして、該第一のキングピン保持具を貫通して延びる第一のキングピン穴を有する前記第一のキングピン保持具と、前記第二のグースネック部分に取り付けられた第二のキングピン保持具にして、該第二のキングピン保持具を貫通して延びる第二のキングピン穴を有する前記第二のキングピン保持具と、をさらに備える、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項2
請求項1に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記第一のキングピン保持具は、前記底部板の前記第一の端部に取り付けられ、前記第二のキングピン保持具は、前記底部板の前記第二の端部に取り付けられる、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項3
請求項2に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記底部板の前記第一の端部は、前記第一のグースネック部分を超えて延び、前記底部板の前記第二の端部は、前記第二のグースネック部分を超えて延びる、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項4
請求項3に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記底部板の前記第一の端部は、前記第一のキングピン保持具に対する座部を提供する寸法及び形態とされ、前記底部板の前記第二の端部は、前記第二のキングピン保持具に対する座部を提供する寸法及び形態とされる、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項5
請求項4に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記底部板の前記第一の端部は、前記第一のキングピン穴と実質的に整合した、該第一の端部を貫通する第三のキングピン穴を含み、前記底部板の前記第二の端部は、前記第二のキングピン穴と実質的に整合した、該第二の端部を貫通する第四のキングピン穴を含む、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項6
請求項1に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記第一及び第二のグースネック部分の各々の後側部は、内方に向けてテーパーを付けた部分から成る、タイロッドアームが入り込むための隙間を含む、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項7
請求項1に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記第一及び第二のグースネック部分の各々の後側部は、切欠いた部分から成る、タイロッドアームが入り込むための隙間を含む、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項8
請求項1に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、キングピン保持具の各々は、前記主本体の、該キングピン保持具の各々に関係したグースネック部分内に受け入れられた、くびれた部分と、該関係したグースネック部分の外側を延びるヘッド部分とを備える、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項9
請求項1に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、乗物の懸架システムの車軸ブラケットを更に備え、該車軸ブラケットは、前記グースネック部分の一方に少なくとも部分的に取り付けられる、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項10
請求項9に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記車軸ブラケットは、前記主本体の中間部分と、前記グースネック部分の1つとを跨ぐ、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項11
請求項1に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記グースネック部分の各々は、頂部半径と、底部半径とを有し、該底部半径は、該頂部半径よりも小さいか又は該頂部半径と等しい、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項12
請求項1に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、キングピン保持具の各々は、前記関係したグースネック部分の一端と当接するリップ部を含む、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項13
請求項1に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記主本体の前記中間部分及び前記グースネック部分は、実質的に互いに等しい幅を有する、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項14
請求項1に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記グースネック部分の各々は、複数の小さい曲り部から成る複合的曲り部により一部分を規定される、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項15
請求項14に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記複合的曲り部の、互いに隣接する前記小さい曲り部間に、実質的に真直ぐな部分が設けられている、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項16
請求項1に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記キングピン保持具の少なくとも1つは、全体としてL字形であり、且つ、該キングピン保持具の少なくとも1つに関係したグースネック部分の外側部分に取り付けられたフランジを備える、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項17
請求項1に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記キングピン保持具の少なくとも1つは、全体としてL字形であり、且つ、該キングピン保持具の少なくとも1つに関係したグースネック部分の内側部分に取り付けられたフランジを備える、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項18
請求項1に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記グースネック部分の各々は、約10°から約50°の間の曲り角度を有する上方の曲り部によってその一部分を規定される、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項19
ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体において、逆U字形の形態を有する単一体の主本体を備え、該単一体の主本体は、中間部分と、前記中間部分の一端において設けられた第一のグースネック部分にして、該中間部分と一体的に形成されて上方に湾曲した前記第一のグースネック部分と、前記中間部分の他端において設けられた第二のグースネック部分にして、該中間部分と一体的に形成されて上方に湾曲した前記第二のグースネック部分と、を備え、前記主本体に取り付けられた底部板をさらに備え、該底部板は、前記第一のグースネック部分に隣接し且つ該第一のグースネック部分を超えて延びる第一の端部にして、該第一の端部を貫通して延びる第一のキングピン穴を含む前記第一の端部と、前記第二のグースネック部分に隣接し且つ該第二のグースネック部分を超えて延びる第二の端部にして、該第二の端部を貫通して延びる第二のキングピン穴を含む前記第二の端部と、を有し、前記第一のグースネック部分及び前記底部板の前記第一の端部に取り付けられた第一のキングピン保持具にして、該第一のキングピン保持具を貫通して延びると共に前記第一のキングピン穴と実質的に整合した第三のキングピン穴を有する、前記第一のキングピン保持具と、前記第二のグースネック部分及び前記底部板の前記第二の端部に取り付けられた第二のキングピン保持具にして、該第二のキングピン保持具を貫通して延びると共に、前記第二のキングピン穴と実質的に整合した第四のキングピン穴を有する、前記第二のキングピン保持具と、前記第一及び第三のキングピン穴内に受け入れられた第一のキングピンと、前記第二及び第四のキングピン穴内に受け入れられた第二のキングピンと、前記第一のキングピンと接続されると共に第一のタイロッドアームを含む、第一のステアリングナックルと、前記第二のキングピンと接続されると共に第二のタイロッドアームを含む、第二のステアリングナックルと、前記第一のタイロッドアームと接続した一端と、前記第二のタイロッドアームと接続した他端とを有するタイロッドと、をさらに備える、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体。
請求項20
請求項19に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体において、前記底部板の前記第一の端部は、前記第一のキングピン保持具に対する座部を提供する寸法及び形態とされ、前記底部板の前記第二の端部は、前記第二のキングピン保持具に対する座部を提供する寸法及び形態とされる、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体。
請求項21
請求項19に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体において、前記第一及び第二のグースネック部分の各々の後側部は、内方に向けてテーパーを付けられた部分から成る、タイロッドが入り込むための隙間を含む、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体。
請求項22
請求項21に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体において、前記第一のステアリングナックルは、前記第一のグースネック部分に対して回転可能であり、前記タイロッドアームは、前記第一のステアリングナックルが真直ぐな位置から約55°回転したとき、前記第一のグースネック部分の前記タイロッドが入り込むための隙間と出会うようにされる、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体。
請求項23
請求項19に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体において、前記第一及び第二のグースネック部分の各々の後側部は、切欠いた部分から成る、タイロッドが入り込むための隙間を含む、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体。
請求項24
請求項23に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体において、前記第一のステアリングナックルは、前記第一のグースネック部分に対して回転可能であり、前記タイロッドアームは、前記第一のステアリングナックルが真直ぐな位置から約55°回転したとき、前記第一のグースネック部分の前記タイロッドが入り込むための隙間と出会うようにされる、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体。
請求項25
請求項19に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体において、前記キングピン保持具の各々は、前記主本体の、該キングピン保持具の各々に関係したグースネック部分内に受け入れられた、くびれた部分と、該関係したグースネック部分の外側を延びるヘッド部分とを備える、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体。
請求項26
請求項19に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体において、乗物の懸架システムの車軸ブラケットを更に備え、該車軸ブラケットは、前記グースネック部分の一方に少なくとも部分的に取り付けられる、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸とステアリング組立体。
請求項27
請求項26に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記車軸ブラケットは、前記主本体の中間部分と、前記グースネック部分の1つとを跨ぐ、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項28
請求項19に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記グースネック部分の各々は、頂部半径と、底部半径とを有し、該底部半径は、該頂部半径よりも小さいか又は該頂部半径と等しい、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項29
請求項19に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記キングピン保持具の各々は、前記関係したグースネック部分の一端と当接するリップ部を含む、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項30
請求項19に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記主本体の中間部分及び前記グースネック部分は、実質的に互いに等しい幅を有する、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項31
請求項19に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記グースネック部分の各々は、複数の小さい曲り部から成る複合的曲り部により一部分を規定される、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項32
請求項31に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記複合的曲り部の、互いに隣接する前記小さい曲り部間に、実質的に真直ぐな部分が設けられている、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項33
請求項19に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記キングピン保持具の少なくとも1つは、全体としてL字形であり、且つ、該キングピン保持具の少なくとも1つに関係したグースネック部分の外側部分に取り付けられたフランジを備える、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項34
請求項19に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記キングピン保持具の少なくとも1つは、全体としてL字形であり、且つ、該キングピン保持具の少なくとも1つに関係したグースネック部分の内側部分に取り付けられたフランジを備える、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
請求項35
請求項19に記載のファブリケーテッド構造の乗物用の車軸において、前記グースネック部分の各々は、約10°から約50°の間の曲り角度を有する上方の曲り部によってその一部分を規定される、ファブリケーテッド構造の乗物用の車軸。
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引用文献:
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